瀋陽市(しんようし/シェンヤンし、
中国語:沈阳市、
英語:Shenyang、
満州語:Simiyan hoton、Mukden hoton)は、
中華人民共和国遼寧省の
省都。欧米諸語では、
ムクデン(Mukden)の名もよく用いられる。市名は、「瀋水ノ陽」の意味で、市内の南部を流れる
渾河の古名・瀋水の北に位置することから由来する。 瀋陽市の常在人口は825万人(その中、都市部人口625万人)、従来より東北地方の最大規模の都市であり、東北地方の経済・文化・交通および商業の中心地である。 北京から東北3省、朝鮮半島へ繋ぐ枢要地を占めるため、高速道路、高速鉄道・鉄道在来線が放射線状で密集しており、東北地方の最大級の鉄道と空路の運輸能力を持つ。 瀋陽を中心に、周辺の鞍山、撫順、営口、鉄領などの衛星都市と瀋陽経済区を形成している。「一朝発祥の地、二代帝王の城」のように言われ、清の時代を中心とした遺跡が多数残っている。
国家歴史文化名城に指定される観光都市である。