特に
心理学、
社会科学、
生命科学、
物理学におけるにて、
操作主義(そうさしゅぎ、英:operationalism)とは、直に
測定できないが、他の現象によってその存在が示される現象を測定するために定義する手続きのことである。が、理論的な
概念となるように、実験による
観測の条件にてはっきりと区別あるいは測定でき、また理解できるようにと、定義する手続きである。広義には、
概念の
外延を特定する手続きを指す—何がその概念の一部であり、そうでないのかを記述する。たとえば、医学では
健康の現象を、
ボディマス指数や
喫煙のような一つ以上の指標によって操作できるようにする。ゆえに、一部の現象を観測することは直接は困難であるが(など)、その存在は観測可能な効果によって推測することができる。
操作主義の概念は、イギリスの物理学者 N. R. キャンベルがその著書『物理学』(
Physics: The Elements, Cambridge, 1920)にて初めて発表した。この概念は次に
人文科学と
社会科学に広がった。物理学でも使われている。