[File:Koppen World Map Dfc Dwc Dsc Dfd Dwd Dsd.png|thumb|400px|亜寒帯気候の分布図 ]]
亜寒帯気候(あかんたいきこう)とは
ケッペンの気候区分における気候区のひとつで、
亜寒帯(冷帯)に属する。元々
ケッペンの気候区分には無かった気候区で、トレワーサが後になって修正した気候区分において考え出された気候区である。記号は
Dc(Dfc,Dwc,Dscを含む)および
Dd(Dfd,Dwd,Dsdを含む)。
針葉樹林気候(しんようじゅりんきこう)、
北半球にしか分布しないため
亜北極気候(あほっきょくきこう)と呼ぶこともある。なお亜寒帯は冷帯の別名であり、亜寒帯気候とは異なる。夏の間だけある程度の気温になることを除いては寒帯(特に
ツンドラ)と似ている気候というニュアンスから亜寒帯気候と呼ぶことがあり、植生を考慮して針葉樹林気候または
タイガ気候と呼ぶ方が適切ともいえる。