マリア(Maria)は、ヨーロッパ系の女性名(複合名としては男性にも用いられる)。
ヘブライ語の「מר」(苦い、氏)を語根とする
モーセの姉の名「מרים」(
ミリアム)を、
ヘレニズム時代に
古代ギリシャ語で(Μαριάμη)と呼び、その名から派生した名がマリア。姓や男性の
ミドルネームにも使われる。
マリアム(Mariam)と表記されることもある。また、
ヘブライ語聖書において「מרים」(
ミリアム)は、姦淫を呪う「ミリアム水」によって呪われた女性の名でもある。
イタリア語名の場合、
マリーアとアクセントに長音を入れて記す場合も多い。
スペイン語ではMaríaと表記され、単独ではマリーアのように第2音節が長めに発音されるが、María Cristinaのように複合名の場合は最後から2つ目の音節のアクセントが最も強くなるのでマリア・クリスティーナのように発音される。
ハンガリー語名では最初に長音がきて
マーリア(Mária)となる。