ボヘミア王冠領(ボヘミアおうかんりょう)または
ボヘミア王国の王冠(ボヘミアおうこくのおうかん、
捷:Česká koruna, země Koruny české、
独:Krone Böhmen; Böhmische Krone, Böhmische Kronländer, Länder der Böhmischen Krone、
羅:Corona Bohemiae, Corona Regni Bohemiae)は、
ボヘミア王国及び王国と封建上の主従関係(
レーエン)にある従属邦の集合体を指す国制概念。この場合の「ボヘミアの王冠」とは、いわゆる「聖ヴァーツラフの王冠」()と呼ばれる、国王が頭に被る物体としての
王冠のことではなく、ボヘミア王の主権下に、ボヘミア国家を構成する諸身分が統合されている状態を表している。この国制概念は、
1526年よりボヘミア王冠領が属していた
ハプスブルク帝国が
1918年に崩壊するまで存在していた。