プレーンテキスト (plain text) とは、
コンピュータ上で文章を扱うための一般的な
ファイルフォーマット、または文字列の形式である。厳密には
ASCIIのみ、さらに厳密には7ビット
ASCIIで構成された文書だけを指すが、
パソコンが多言語化し様々な
文字コードが扱われている現在では、特定の文字コードに準拠した
バイナリファイルだと定義できる。
ワープロで作成した文章とは違い、文字ごとの色や形状、文章に含まれる図などといった情報を含まない。プレーンテキストに対して、文字ごとの色や形状、文章に含まれる図などといった情報を含む文章のことを
マルチスタイルテキストと呼ぶ。しかし、マルチスタイルテキストの一部もファイルフォーマットとしてはプレーンテキストのみで構成されているものもある。
プレーンテキストには文字情報以外の情報は一切含まず、
テキストデータのみで構成されている。
バイナリデータや文字の整形情報を持たないので、最低限の機能しか持たない
テキストエディタや表示用の
ソフトウェアで扱えると言う点で利便性が高い。その反面、格納できる情報が純粋にテキストのみに限定される為、文字の強調や加工や言語情報、フォント情報を持つことが出来ない。これらの情報を格納する場合は、
HTMLのような工夫が必要になる。